毎日、頑張って基礎体温を測っている。
そんな方に読んでいただきたい内容です。
赤ちゃんが欲しくて、毎日マジメに体温の記録を残していますよね。
今日はチャンス日だから頑張らなくては。
体温が下がって生理が来てしまったらどうしよう。
いつになったらこの日々が終わるんだろう。
延々と続けているうちに、いつしか基礎体温を付ける事で、憂鬱になってしまっていませんか?
体温と生理周期は、女性の体の状態を知る上ではとても重要です。
排卵日を知る為、赤ちゃんを授かったかどうかだけを知る為に測っていませんか?
この目的だけで基礎体温を付けていると、それ自体が苦痛になっていて、ものすごいストレスになってしまいますよ。
基礎体温は現在の体質、日々の努力や頑張りが、数字として現れてきます。
基礎体温を見る事で、何を読み取るかが大事です。
まず人間というのは、体温が高ければ免疫力が高く、体温が低ければ免疫力が低い状態です。
基礎体温が35度台の方、よく風邪をひきませんか?
体温が低い、つまりこれは体が不活性化している状態で、体温が高い、これは体が活性化している状態です。
体温は、一度違うと免疫力が3倍違うと言われています。
熱が出る事って、実は体にとってものすごい良い事なんですよ。
風邪をひいても熱が出ない場合はなかなか治らないですが、高熱を出すと治りが凄く早いですよね。
多少熱が出たからって、間違っても解熱剤など使わないでくださいね。
もし42度ぐらいまでいってしまったら、その時は命の危険が有るので、薬の使用をお勧めします。
逆に、人間、寒いところにいて体温が下がってくると体が動かなくなっていきますよね。低体温症になってしまうと命の危険さえ有ります。
これは虫でも植物でもそうですし、野生の動物達は冬になり寒くなると冬眠をします。
例えば動物の卵ですが、温め続けてあげないと、ふ化しないですよね?
人の卵子も一緒なんです。
細胞の中には、ミトコンドリアというモノがいます。
このミトコンドリアは、
高体温
高酸素
低血糖
この状態が最も活性化します。
卵子には10万個ものミトコンドリアがいると言われているので、ミトコンドリアが活性化しているかが受精確率と着床確率に大きく関わっています。
そして妊娠の維持にも重要ですね。
私の経験上、もっとも妊娠しやすい状態になっているかの基礎体温の基準は、以下の状態です。
低温期:36.5度から36.7度
高温期:37度から37.2度
このぐらいの体温なら、体も正常な働きをしていて、卵子の活性化度合いもかなり良い状態だと思います。
体温が上記以下でも、もちろん妊娠はしますが、流産になりやすかったり、切迫早産を起こしたり、産まれてきたお子さんの体が弱かったりします。
タイミングを測ったり、チャレンジした後に生理が来るかどうかを不安に思う前に、
まずは自分の体の状態を知り、体質を変える事に専念された方がいいと思います。
妊娠に適した体作りをしている、ご自身の努力が、体温として如実に数字に出るので、毎日の基礎体温を付ける事が楽しくなりますよ。
基礎体温を付ける事が苦痛になっている方は、是非、意識を変えてみてください。
インターネットや本には色々な事が書いてありますよね。
情報に溺れてしまってはいませんか?
自分は何をどうするべきなのか解らない。
そういう場合は、一度専門家に相談するのが一番です。
体の状態を診させてもらいつつ、アドバイスをさせてもらいます。
新しい希望を得られる事と、新たな気付きが得られる事をお約束します。
イメージしてみてください。
元気な赤ちゃんを授かり、あなたが最高に幸せな時間を過ごしている事を。
妊活は幸せを手に入れる為にしている事です。
苦痛を伴っているなら、それは間違った方法かもしれません。
私の院に来ている妊活中の女性は、皆さん受診日を楽しみにしてくれてますよ。
あなたも楽しい妊活ライフを送りませんか?